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2013/09/02

  • 校長先生からのメッセージ

2013年度「2学期始業式によせて」

 おはようございます。夏休みはどうでしたか。 何と言っても"アツかった"この夏!


 もちろん気温も高かったですが、私が言いたいのは、皆さんの情熱あふれる"熱い"  活躍です。


 熱中症の厳重注意と高温注意報が発令される中、バドミントン部と演劇部の合宿で夏休みの部活動が始まりました。この夏休み中に、高校ソフトボール部はオール尾張大会で2年連続優勝し、高校テニス部も瀬戸の新人大会で準優勝などを獲得しました。布池英語スピーチコンテストでも優秀な成績を収めた生徒たちもいましたし、中学聖歌隊はNHKコンクールの地区予選で金賞、県大会で銀賞を取り、高校聖歌隊も9月に行われる中部地区大会の愛知県代表となりました。高校チアリーディング部は全国大会に出場し、準決勝まで頑張りました。皆さんの部活動での活躍はまだまだたくさんあります。


 そしてまた、猛暑にもかかわらず夏休み中も登校し、地道に卒業論文の研究をする中学3年生、レベルアップを目指して夏期補習や進学補習に参加する高校生もたくさんいました。文化祭の準備などに必死に頑張る生徒の姿も感動的でした。とにかく、部活や学習や自主活動などのいろいろな場面で、異常な暑さにも負けず、情熱をもって活動している生徒がたくさんいました。本当によく頑張りました。お疲れ様でした。

 夏休中みに、私が他に感動を与えられた出来事は、イチローの「日米通算4000本安打」という大記録です。100年以上ある野球史において、この記録に達したのは米国と日本を合わせても三人だけです。イチローはインタビューで「これは私の記録ではなく、チームの記録です」と答えました。「4000本安打」は素晴らしい記録であり、イチローの偉業であると誰もが思うことでしょう。しかし、彼は威張らず、謙虚にこう答えたのです。その姿は本当に素晴らしいと思います。

 この夏休みに素晴らしい業績を残した聖霊生のみなさんも、どうか謙虚になってください。そして、大会に出られなくても応援したり陰で支えたりしてくれた他の部員への感謝を忘れてはいけません。


 イチローはインタビューでもう一つ意義深いことを言いました。「僕自身の場合、(打率が3割3分なので)4000本の安打を打った一方、8000回の悔しいアウトもありました」― 失敗が8000回もあったことを忘れてはいけません。イチローは8000回の悔しさに耐えながら、8000回の失敗を乗り越えて、くじけずに、4000本を打つまで頑張りました。すべてが成功ではありませんでした。人間は、一回の失敗でやめたら、大きな業績を残すことができません。


 何をやっても、毎回100%うまくいくはずはないでしょう。みなさんも二学期は大きな、大きな行事が続きます。まず、文化祭と体育祭、創立記念日と花いっぱい運動、そして、「EVE, My青春」と続きます。イチローが途中であきらめたら、今日のイチローはありませんでした。皆さんも途中で上手くいかないことがあっても、くじけずに、立ち上がって、自分の持つ力を磨きながら、それぞれの場で頑張ってください。

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