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2020/04/20

  • 校長先生からのメッセージ

生徒のみなさんへ ~ 校長先生からのメッセージと祈り

skinen-7.jpg 聖霊生と保護者のみなさん、こんにちは。
自宅で過ごす日が続いていますね。ずっと家にいて退屈だと思いますが、新型コロナウイルス感染が広がっている今、自分の大切な人を守るためには、学校や友達から離れて静かに過ごさなくてはなりません。だから、しばらくの間、辛抱してください。

私は、ほぼ毎日学校に来ていますが、みなさんがいないと、ここが学校とは思えないほど静かです。新校舎に早く皆さんを迎えたいという気持ちでいっぱいですが、これも辛抱しないといけないですね。

さて、始業式と入学式で皆さんにお話しましたが、新校舎の4階からは名古屋駅のツインタワーが見えます。駅のさらに向こうの鈴鹿山脈までも見渡せます。このすばらしい景色だけを見ていると、世の中はとてもきれいに見えますが、見えないところに恐ろしい敵、新型コロナウイルスが潜んでいます。この敵に打ち勝つために、今、全世界の人々は試されているのです。

このウイルスに感染して苦しんでいる人、感染に怯えている人も多いことでしょう。隔離されて大変な思いをされている方もいます。皆さんもきっと不安だと思います。今こそ多くの人々が、神様のご加護と私たちの光を必要としています。特に、聖霊生が持っている明るさと思いやり、豊かな感受性と奉仕の精神が必要なのです。感染防止のために「3密」を避けることは何よりも大切なので、実際に手をつなぐことはできませんが、私たちが直面している大きな困難を乗り越えるために、こころと力をあわせて、周りに光をもたらし、お互いに支えあいましょう。

皆さんが聖霊に戻ってくる日を、この新しい校舎で共に学ぶ日を楽しみにしています。また逢う日まで、どうぞ体を大切にして過ごしてください。

そして、現在、コロナウイルス感染症に苦しんでいる人々、闘っている人々のために、ともに祈りましょう。

「コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り」

(2020/4/3 日本カトリック司教協議会認可)

いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
私たちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。

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