聖霊中学・高等学校
校長先生からのメッセージ
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第60回 高校卒業式 学校長式辞 「目標に向かって・・・」

 同窓の森で梅の木が咲き始めて、春の訪れが感じられる本日、たくさんのご来賓をお迎えして、ここに記念すべき第60回卒業証書授与式が行われますことを心から喜び、深く感謝申し上げます。また、ご列席の保護者の皆様、お嬢様の高校ご卒業おめでとうございます。そして、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 

 先月、予備校講師でテレビタレントでもある林修先生が、聖霊の土曜セミナーで講演をなさいました。その中で、もちろん、「いつ勉強するか。今でしょう」という有名なフレーズを披露していただきました。しかし、狭い意味での受験勉強についての話だけではなく、幸せな人生についての話もされました。

 

 「日本の平均寿命を考えれば、卒業生の皆さんはあと70年間生きられる。これから幸せで充実した人生を送るためには、今、どういう勉強をするのか、どういう力をつけるのか」と中高生であるみなさんに向かって問いかけました。そして、勉強に限らず、何かの目標に向かって思い切って力を尽くして強く生きてほしいと訴えられました。勉強にせよ、スポーツにせよ、芸術にせよ、何でもいいですが、はっきりとした目標をもってそのことに没頭して生きましょうと。

 

 確かに、今の日本においては、みなさんのような若者の力が必要です。社会は少子高齢化が進んでいますし、震災後の復興や経済不況はなかなか良い方向に展開していません。また、隣国との関係もギクシャクしています。このような困難な社会状況だからこそ、私たちは少しでも元気になれるきっかけや、後押ししてくれるものを必要としているのかも知れません。

 

  

 去年、連続テレビ小説「あまちゃん」が流行ったのはそれだからではないでしょうか。高校3年生の主人公が、海女さんになろうとする話ですが、今の時代にとても珍しい目標を持ち、それに向かって明るく前向きに生きていく姿に、多くの人は感動したのだと思います。目標に向かって力を尽くすことに私たちは魅かれていますし、憧れているわけです。

 

 先月終わったオリンピックもそうでした。スノーボードやフィギュアスケート、女子スキージャンプで10代の選手が活躍したことに、日本中の人々が感動しました。彼らの磨かれた技術だけでなく、彼らの努力、精神力、忍耐力そして何よりも、彼らの清々しい笑顔と明るさが印象的でした。

 

 しかし、私はオリンピックまで行かなくても、十分にここ聖霊で感動をもらっています。オリンピックで若い選手が見せたような明るさと若者の力を、私はこの聖霊中学・高校で毎日見ています。皆さんが学習や部活動の中で、文化祭、体育祭、Eveマイ青春などの行事の中で、ひとつの目標に向かって力と心をあわせながら全力を尽くす姿、そして人を喜ばせる笑顔を見て、私は毎日、力と希望をもらいました。

 

 オリンピック選手のように特殊な技能を身につけているわけではありませんが、この3年,6年の間に、皆さんは自分だけでなく、周りの人々を幸せにするための力を身に付けはじめています。この力を土台にして、これからも、それぞれの進学先でもっと大きな希望を抱いて、もっと大きな目標を立てて、そしてもっともっと大きな力を身に付けてください。  

 

       

 卒業生の皆さんの精いっぱい目標に向かう姿が人々に感動と希望を与え、「光の子として」世界を明るく照らしてくれるように、そして、みなさん自身が今後7080年、幸せで充実した人生を送られますようにとお祈り申し上げ、私の式辞といたします。